私たち西浅は、お魚の本当の価値を皆様にお届けすることを信条としています。そのために、ポリシーを持ってイベントを企画したり、気付かれないほど地味な手順を改善したりと、地道に頑張ってきました。詳しいお話はページ下部でリンクしているバックナンバーでご紹介しておりますが、「お魚様第一主義」や、ヒトの良心で繋ぐ「ホンモノの産直」、そして利益よりも倫理道徳を優先した営業などなど…。

今では珍しい商売のやり方と言われますが、当店でお買い物をしてくださるお客様は、おそらく私たちのそういった信念に共感してくださっているのだと思っています。そんなエピソードがたくさんありますので、今回は「西浅の自慢!」としてご紹介させていただきます。

こちらは、とあるエリアで残念ながら系列店の閉店が決まった際に、いつも来てくれていた小学生のお客様が書いてくれた絵手紙です。「閉店にがっかり」という言葉に胸を締め付けられつつ、「頑張って!」という言葉に勇気づけられました。

※お手紙に出てくる「うお蔵」は西浅が運営していたサブブランド店舗の名称です

西浅の自慢は、切り身だけではなく一匹まるごと見られる店頭のお魚!そんな一匹一匹に興味津々だった小さなお客様に、色んな魚の説明をしているうちに仲良くなり、なんでもないある日にお手紙をいただきました!魚に興味を持ってもらえるのは嬉しい限りです。

小さなお客様は、今ではもっとお魚に詳しくなって、自宅で魚を捌く様子を撮影して動画を見せてくれたりと、「お魚」が新しいコミュニケーションを生み出しています。

こちらは「笑顔をいただくキャンペーン」にご応募いただいた写真の数々です。「お魚おいしい!」「もっと食べたい!」という皆様の笑顔に、私たちのやる気メーターが振り切れた、とっても楽しいキャンペーンでした。

西浅が行っている「ホンモノの産直」という取り組み。

これには、魚を愛する地元の漁師さんたちとの絆が不可欠です。そんな西浅と強いご縁で結ばれた漁師さんをはじめとする漁業関係のみなさんをパシャリ。

こちらは当店から、感謝とご縁を記念して大漁旗を製作してお贈りしたときの写真です。この大漁旗は大変喜んで頂けて嬉しかったのですが、さらにお返しにと地元名産のお菓子を全店にいただきました。店長も店員も大喜び!

さらなる感謝をということで、店長全員にてお礼の写真を送らせていただきました。

ほかにも漁師さんと魚への愛が一致したことで生まれた絆は、仕事の枠を超え、ご子息ご誕生時に御祝いしたくなってしまうほどの関係に。

「洗濯したら干すときに恥ずかしいだろうけど、ゴメンね」と言うと「誇らしげに干していますよ!」との愛情。(笑)

「ホンモノ産直」は、西浅独自で行っている産直で、良い魚があるときしか開催されないイベントです。つまり、今の世には珍しい、海のきまぐれに従った商売っ気の少ない産直。故にホンモノです!「いい魚、ない日はないで、仕方ない」なんて五七五のリズムで詠んでしまう、自然任せのイベント。本当の意味で魚と共生する社会に向けた、伝統的&最先端の考え方を大事にしています。

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こちらは、なんとご常連のお客様がマスクをわざわざ手作りしてくださり、スタッフがいただいたもの! 感染リスクと闘いながら営業する当社スタッフもうれし涙です。

このように、お客様との交流や漁業に携わる皆様との絆をもって働けることは、本当に幸せなことです。当店を愛してくださる皆様のためにも、「本当に良い魚を用意したい!」と決意新たに、日々取り組んでいます。感謝し、感謝されること。それは、私たちにとってものすごく大きなモチベーションです。

もちろん、ここに書き切れない小さなエピソードもたくさんあります。ちょっとした飴ちゃんやお菓子をいただいたり、「さっきそこで買ってきたし、アンタにあげるわ!」と何故か牛丼をいただいてビックリしたりと、西浅の自慢はまだまだいっぱいあるんです。

と、店舗内ではちょっとためらう声もないわけではありません。でも、ここは敢えてあけすけに「これが自慢!」と声を大に言わせてください。なぜなら、当店を贔屓にしてくださっているお客様や取引関係の皆様が、心から私たちとの関係を楽しんでくださっていることが嬉しく、この嬉しい気持ちをお伝えしたいからです。

振り返ると、何でも「安い」「規格内」というおカネや標準化の物差しで測ってしまう現代は、ある意味荒んだ時代です。たとえば、小学生に一生懸命接客するのは「無駄」と言われてしまいますが、財布を握った親御さんがいて、そちらへのアピールになっていればOKといった、現金な解釈です。

見返りが見込めないのに絵手紙や食べ物を差し入れすることも「無駄」。「商品対価としておカネを払っているんだから、それ以上の何かを渡す必要はないでしょ」という時代が来てしまいました。「こんにちは!」という挨拶すら余計であるとされるお店もありますし、「挨拶したくない」「無言で購入したい」という方々がいらっしゃるのも確かです。でもこれ、寂しいお話ですよね。

そんな時代性と真っ向勝負しているのが、西浅のお店です。無駄と言われるコミュニケーションを大事にして、非効率で真面目に、規格化を求めずに丁寧にお魚と向き合うことで、お客様にご来店いただいています。その理由は、お客様が新鮮高品質なお魚に「代金以上の価値」を認めてくださっているから。そしてそれ以上に、西浅の信念に「おカネでは測れない価値」を感じて頂いているからではないでしょうか。

それが私たちの心意気です。でも、もちろん商売は黒字でなければなりません。ですから魚愛と店舗経営の両立を私たちは進めてきました。でも、それが難しいから「昔ながらの魚屋」は減ってしまったんですよね。

私たちは良心や道徳心溢れる方々に支えられてきました。そして、商売と魚愛に真摯でありたいというお互いの姿勢が共鳴して、豊かな関係を育んできたからこそ、95年という歳月、長くお店を続けてこられたのだと思います。

真面目に魚愛を追求する西浅の姿勢。この在り方は一時期古くなり、そして現代ではむしろ最先端な考え方になったのかな、と感じています。私たちは、この先も「お客様と丁寧に向き合うこと」を大切に、愚直にこの道を歩んでいくと誓います!

人と魚の未来を考えています 西浅 代表取締役 児玉 周

2022年7月11日

魚にまつわる様々な事柄を魚屋視点で感じるままにお伝えします。魚屋だからこそ大切にしているお話を聞いてください。

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私たちは魚屋として お客様が真に納得できる魚をお届けしたいと考えています。

そのため、「ココが気になる…」「ココがこうだったら…」

など、お客様がふと感じた西浅へのご意見・ご要望をお聞かせください。

最後までお読みいただき

ありがとうございます!

もう少しだけお付き合いいただければ幸いです…

株式会社 西浅

本社 〒602-0011 京都市上京区室町通鞍馬口下る森ノ木町462

© NISHIASA CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.

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私たちは魚屋として

お客様が真に納得できる魚を

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「ココが気になる…」

「ココがこうだったら…」

など、お客様がふと感じた

西浅へのご意見・ご要望を

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