本物の魚のおいしさを、
ご馳走にしてはいけない。
「昨日の魚、おいしかったよ」
お客様からいただくこの言葉こそ、私たちの喜びです。
創業以来、西浅は職人の目利きと確かな調理技術により、
京都を中心に、新鮮な魚を食卓へ届けてきました。
昨今、食品市場は手軽で便利な食材が溢れています。
魚もまた冷凍技術や効率化などにより、
本物のおいしい魚が減り、
その結果、本物の魚は高価で特別なものに
なろうとしています。
しかし本来、魚は美しく、四季に合わせて、
恵まれた豊かなもの。
私たちは、あらためて思います。
『本物の魚をご馳走にしてはいけない』と。
西浅では各店舗の店長が毎朝中央市場に足を運び、
旬や鮮度を見極め、新鮮で脂がのった
おいしい魚を仕入れています。
そして真心を込めて職人たちが
食卓に並ぶまでを考えて捌いています。
たとえ、お店にとっては非効率なことでも、
本物の魚のおいしさを守り、
古くから魚に慣れ親しんできた、
歴史ある日本の食文化も支え続けたい。
それが、私たち西浅の願いであり、使命でもあります。